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玄虚庵のこだわり

抹茶シフォンケーキ

玄虚庵・姉妹のこだわり

玄虚庵の抹茶シフォンケーキは、姉妹の絶妙な「あ・うん」から生み出されます

田村 尚子
  姉) Naoko Tamura

●お抹茶

玄虚庵の抹茶シフォンケーキは、天正年間から続く純正宇治茶専門の老舗、京都宇治の 「三星園上林三入本店」(みつぼしえん かんばやしさんにゅう ほんてん)さんのお抹茶を使っています。 三入さんの3人いらっしゃるお子さんの姉妹が私の教え子にあたるのですが、ご縁あって巡り会えたお抹茶です。
いつも挽きたてのお抹茶を送って頂くなど、一つ一つのお心遣いによって最高のものを手にさせていただくことができ、ありがたいことです。

何といっても本物の中の本物の味とお店作り、お茶作りへの姿勢、思いなどに共感し惚れ込んだ素材を使ってこの抹茶シフォンケーキを作り出せることを幸せに思っております。

田村泰子
  妹) Yasuko Tamura

●ケーキを「育てる」という表現

常に作品の向こう側にはお客様の喜んで下さる笑顔を追い求めて、毎日毎日美味しいケーキが玄虚庵から育って行ってくれることを願っております、と表現しているように日頃からケーキは、「焼く」と言わずに「育てる」と発言しています。

根本的に、物づくりが大好きで、たいがいのものは自分の手で生み出すという作業をしてきました。先生をしていたときの教える(育てる)という行為も大好きでしたし、畑の野菜を育てるのも大好きですし、私の人生で欠くことの出来ないものが「育てる」という行為です。

オーブン

オーブン

私ども姉妹は、年が離れていることもあって妹は、姉の背中をみて育ったという部分が大いにあります。高校より美術系に進みましたので妹は、小さい頃から制作の手伝いをすることも日常的で、そんな生活の中から「あ・うん」の呼吸が育ってきました。祖父の思いを継ぐということと、同じくらい姉妹仲良く店をやっていきたいというのが一生の課題です。良いことも悪いこともお互いを補い合いながら玄虚庵と共に年を重ねていくごとに「あ・うん」を深めていきたいと思います。

シルクスクリーン版画も、シフォンケーキも「作品」です。ジャンルが全然違うもののように思われるでしょうが、シルクスクリーン版画で使うインクにしろ、抹茶シフォンケーキに用いるお抹茶も絵的な感覚で扱っていますので、色を出す素材、媒体です。もともとは、染織を専攻していたのでお抹茶は染料のような感覚で扱っています。

お抹茶

食べ物ですから、風味は大切ですし、もちろん重要視しています。

お抹茶の味がするから抹茶のケーキということではなくて、お抹茶をどれだけ入れたらこの色が出せるか、または、ほんとに純正なお抹茶なもので風や太陽の光、蛍光灯などに長くあたるときれいなお抹茶色が茶色に変色してしまいます。

それくらいデリケートであり質が高いということですし、採算を無視してもこの色合いや風味にこだわるのは、作品だからこそです。どんな時代が訪れようとも良い物は、やっぱり良いというそんな作品を世の中に存在させておきたいです。

ケーキのカット販売をしない(出来ない)理由は、そんなところからです。

シフォンケーキ

独特の感覚かも知れませんが、抹茶シフォンケーキも焼いているつもりはなく、オーブンに1つづ入れて育てるという作業をしています。商売としての効率は悪いですが、子供を育てるように、その子の気持ちをくみ取りながら焼いていかないと、この抹茶シフォンケーキは生まれません。また、それが出来なくなった時は辞める時かと考えてますが・・・・・。

花や野菜を育てる時にもよく言われることですし、実践していますが、例えば大根の種をまき、芽が出ました。大きくなったね、とかきれいだねとかの声かけです。抹茶シフォンケーキも同じように声をかけながら気を送っていきます。

なかなか言葉では理解されにくい部分かも知れませんが、この作業がもたらす効果がはっきり出た時がありました。私が出かける用事があってあと15分やし、焼き上がったら出してと伝えたら、妹はただ言われた通り、15分後にオーブンから出してくれたのですが、帰って見てみると焼き上がりの高さが3センチも低かったのです。それくらい、気を伝える効果は違うのです。

作品を作るためには、「日々最高」という想いで生活をしていかないとケーキに影響がでるので心がけているところです。

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